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生命の音

  • 2011-03-25 Fri 13:30:47
  • Music


東京では幼児への水道水摂取制限がいったん解除された。放射能ヨウ素値が前日の半分以下になり、基準を下回ったからだそうだ。聞いた話によるとコンビニになどで箱買いする客も多くみられ、手にすることの出来なかったひともたくさん出たらしい。制限告知される前から、店頭にはひとりが購入できる本数が明記されていたはずだが・・・何とも(絶句)

所用で近隣のコンビニに寄ってみたが、見事に口に出来るものは皆無。残っているのは雑誌や小物類だけ。水も無エ、野菜も無エ、全ての食い物無エ、吉幾三氏の歌じゃあるまいし。避難のために俺ら東京さ行ぐだ、と思い立っても東京には心の安らぐ物もねぐらも何にも無エ、ある訳無エ。しかし、今月で閉鎖の決まっていた赤プリは、一時的な避難施設として、6月末まで活用されることになった。開設は僅かの期間だけれども、被災者の方でバブル期のこのホテルを知るひとにとって、青春の記憶とともに、また格別の思いを馳せるであろう。

被災地以外に居住する大人たちは弱者や子供のいる家庭に対し、いたわりと人情と我慢と互助の精神を持つべきだ。午後からまた雨の予想。嫌な気分になりたくない。



ところで、阪神淡路大震災の不明者救助活動の中で、「僅かな音も聞き逃すな」という隊員の言葉を思い出している。瓦礫の中の生存者の S.O.S は衰弱の程度など、その置かれた状況により様々だ。しかし、現場では瓦礫を捜索する足音や物音、そして、ヘリのプロペラ音などで救助は困難を極めたらしい。すでに2週間も震災からは経過しているが、ひとの耳と生への希望の合図をまだまだ信じていたい。

そこで、音の存在が緊迫する背中合わせの生死に直面した状況に、一層リアリティを与えている映画を紹介する。


『ヒトラーの贋札』 (Die Fälscher/ THE COUNTERFEITER 2007 FRG )

監督 Stefan Ruzowitzky 『 ANATOMY 』 ( 2000 FRG )
出演 Karl Markovics『 All the Queen's Men 』 ( 2001 )、Dolores Chaplin、Marie Baumer
音楽 Marius Ruhland
第80回アカデミー賞・外国語映画賞受賞( 2007 )

Karl Markovics4 
Karl Markovics

第2次世界大戦中のナチスドイツ、強制収容所で英米経済かく乱を狙い画策した史上最大の紙幣贋造「ベルンハルト作戦」の映画化。実際に贋造されたポンド札は1億3,200万ポンドにのぼるといわれる。事実、ポンドの信用は落ち、戦後のイギリス経済衰退の原因のひとつになったとも聞く。そういえば、以前、話題になっていたスーパーノートと呼ばれる北朝鮮製の偽ドル札は今でも世界中を泳ぎ回っているのだろうか?

優秀なユダヤ系印刷・製版技術者たちが集められ、完璧な紙幣贋造を強制される。ナチスへの協力の負い目と、生きたいという思いのジレンマの中で、究極の選択を迫られる人間たちを描く苦悩のドラマである。精巧な贋札を製造するために、技術者たちには特別の待遇が与えられる。しかし、贋札を作り続ける限りは生きていけるが、終了すれば待つのは死のみである。さら、贋造の成功はドイツの戦況を有利にし、ユダヤ人の家族や同胞の虐殺を招くことから彼らは葛藤する。



この映画はあえて強調しているわけではないが、音(音楽)を重要なファクターとして捉え、ストーリー展開に合わせ意図的に使用・選曲しているように思える。音楽によって人は救われる。状況によっては、まさにその逆。監督のメッセージはそこにあるのかも?

モナコ、モンテカルロの海岸の波打ちぎわの音。
ドイツ敗戦を報じる新聞、BGM は Carlos Gardel ( Tango Argentino の歌手・作曲家)の名曲 「 Mano a mano (五分と五分)」
Hugo Díaz のハーモニカが切ない。

Karl Markovics Karl Markovics2
Karl Markovics & Dolores Chaplin

アルゼンチンへのパスポート偽造を依頼した美女と踊る Tango 「 Volver (帰郷)」
Marie Baumer
Marie Baumer

紙幣贋造成功の報酬である卓球台で遊ぶ音。
毎日薄い板壁の向こう側から聞こえる、ユダヤ人捕虜たちへの理不尽な処刑の音。
謝肉祭では Aria 「 E lucevan le stelle ( Tosca - Giacomo Puccini 星は光りぬ)」
印刷工場のBGM、Italian Songs 「Maria Mari 」「'O sole mio」。
印刷工場のBGMが鳴り止んだ、銃殺?ドイツ敗戦。
戦争終結で解放された“生”の喜びの表現として、レコードに針を落とすシーン。

Karl Markovics3
End credit 「Mano a mano 」


無音と有音、そして、その音の持つ魅力を引き出す試みが、生と死・希望と絶望・美と醜・苦難と快楽などといった相反する概念の対比をより一層、浮き彫りにしている作品だと感じた。



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