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渋い声

  • 2011-01-29 Sat 13:14:17
  • Music


時々、込み合っている電車や雑踏の中で聞き耳を立てたい衝動にかられる男声に出会うことがある。振り向いてみるとほとんどがルックスもスタイルも今ひとつ冴えない普通のオヤジなのだが、念のため、眼を瞑ってもう一度耳を澄ませて確認してみても、やはり間違いなく魅力的な声の持ち主なのである。自分の周辺の実例でも、何故か美女に縁があり、その上モテる男たちの共通点は、彼らの声にあるよう思える。それもみんながみんな渋めで低めでハリのある声、いわゆるバリトンボイスなのだ。しかも、その声を使って女性の耳元で囁くようにつぶやくと、どんな高飛車なオンナもイチコロであると何かの本で読んだ。ちょっとだけ羨ましい。


「Homeless Man Ted Williams' Golden Radio Voice 」

先日、新聞各紙で「神から与えられた美声(ギフト)を持つホームレス」の記事を目にした。

「I HAVE A GOD GIVEN GIFT OF VOICE. I'M AN EX-RADIO ANNOUNCER WHO HAS FALLEN ON HARD TIMES. PLEASE! ANY HELP WILL BE GREAT, FULLY APPRECIATED :) THANK YOU AND GOD BLESS YOU. HAPPY HOLIDAYS. 」

(私は、神から授かった声がありながら、人生うまくいかなくて挫折した元ラジオアナウンサーです。どうかお恵みを!どんな助けでもいいです、心から感謝します。ありがとう、神のご加護がありますように。ハッピーホリデイズ。)

ホームレスのTed Williamsさん(53)は、このサインボードを持って通りに立っていた。





そして、彼の声が録音されYouTubeに紹介されるや否や、48時間で1300万PV稼ぐ空前のヒットになり、一躍時の人になってしまった。その後、全国放送のTV局から出演依頼が殺到し、NBC看板番組のオープニングの声や大手食品メーカーのCMの声をやり、今や「セカンドチャンス」の象徴となっているらしい。
 

Ted Williamsさんの声もまさにバリトンボイスなのである。音楽で使う「バリトン」は歌唱時の音域の事で、男性のバスとテノールの中間の声域であるが、一般的には中低域の魅力的な発声に対してもそう呼ばれる。例をあげるとジョン・カビラ、姜尚中(東京大学情報学環教授)、ケンドー・コバヤシ、藤岡弘などの各氏がイメージしやすい。歌手ではFrank Sinatra、Dean Martin、Elvis Presley、Larry Graham 、Lou Rawls、Barry White 、Scott Walker、Teddy Pendergrass、日本では故フランク永井氏などか。そして、各氏に共通していることは、キャラクターや醸し出す雰囲気が他の誰よりも突出している点にあり、意識的に渋めで低めで攻めてくる。これらのことと相まってさらにバリトンボイスの魅力を感じるさせているのかも知れない。

バリトンボイスには「クルーナー唱法」が良く似合う。「クルーナー唱法」とは、正しくは「クルーニング唱法」"crooning"のことで、1920年代からポピュラー音楽で始まったらしく、おさえた低い声でささやき、つぶやくように、しゃべるように歌うという唱法である。そうしたロマンティックで情緒をこめ、Classy(上質)な唱法で歌う歌手のことをCroonerと呼び、それを確立したのが、名曲「White Christmas」で有名なBing Crosbyであると言われている。この唱法には微妙で繊細な歌詞表現に特徴があり、発声のコツは、力まずボイスコントロールし、身体のどこにも声を当てないようにして送り出す感覚を持つことである。。参考までに対照的な歌い方として、クラシックオペラに代表されるようなオーケストラに負けない声量が必要な肉体の限界まで朗々と歌い上げるベルカント唱法がある。


稀代のCrooner、Bing Crosbyは俳優としても多くの映画に主演している。その中の一作を紹介したい。
『聖メリーの鐘』(The Bells of St. Mary's 1945年 監督 Leo McCarey 共演 Ingrid Bergman 音楽 Robert Emmett Dolan )
カトリック司祭が経営難に陥った教会を再建するまでを描き、アカデミー7部門に輝く大ヒット作『我が道を往く』の続編であり、心温まる映画である。特に、Bing Crosby扮するオマリー神父が、家庭の事情で教区学校に入学することになった少女パッツィを立ち直らせ、本当はすごく優秀なのにわざと勉強ができないフリをするパッツィを励ますシーンが印象に残った。

神父はパッツィが与えられた宿題の作文のヒントとして、
「五感を充分に使いなさい。そうでなければ人生は無意味だ。五感の持つ素晴らしさに気づくと、自分の良さにも気づく。」
とアドバイスを送り、「Aren't You Glad You're You?」(君は君であることに感謝するんじゃないかい?) とやさしく歌う。





そして、それを受け、出来上がったパッツィの作文には、
「五感に加えて第六感"在る(to be)"の内的世界が私たちを作る」
と書かれてあり、さらにシェークスピア『Hamlet』からの引用で、
「自分自身に忠実であれ!"To thine ownself be true"」「在るか在らぬか、それが問題だ。"To be,or not to be,that is the question."」
とまとめている。

つまり、パッツィは宿題の作文を通じ、"在る(to be)"とは何かを自分自身にちゃんと向き合いながら自問自答し、模索しているのだ。
「真実の生き方をすることで全ては始まり、そのことは何人にも不実にはならない。そして、自分とはこんな自分なのか?或いは自分が知らない他の自分があるのか?」
聡明な少女、ここに在り。




Today's My Favourite Song




John Coltrane (ts), McCoy Tyner (p), Jimmy Garrison (b), Elvin Jones (ds), Johnny Hartman (vo).

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