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2011年10月 Archive

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海へ繋がる劇場



昨年の丁度今頃、渡欧のために立ち寄った成田空港国際線ANAラウンジに、確か「 NewYork の彼女に会いに行く 」と書かれたハリウッド映画のロマンチックコメディーを思わせる素敵なバナーがあった。それ以来、これを再び目にしたことはないのだけれども、NewYork の夜景に浮かび上がるロゴが無性に行き先を変更したくなるほど心ときめかせるものであった。国内線でも「○○の△△に会いに行く」とすれば、また違った空の旅への動機を強く持つことができるのではないだろうか。○を地名、△を自分の好きなものにするだけで無限に夢が膨らんでくる。

ニューヨーク 夜景
New York


そんな訳で先日の10月7日、ギラヴァンツ北九州の「新球技場について考える」シンポジウムに半ば強引に押しかけてみた。場所は北九州市立男女共同参画センター「ムーブ」(小倉北区)。新スタジアム建設のプロセスを見守ることなど人生のうちで滅多にできるものではないからだ。市の計画では、新スタジアムは約2万人収容。総工費約100億円で、2016年春の供用開始を目指していると聞いた。新スタジアムはJR小倉駅新幹線口(北口)を出て直進し、海の上に張り出した形で素敵にデザインされている。

ギラヴァンツ 新スタジアム2
完成予想図


Jリーグが使用する既存のスタジアムは様々な収益イベントに対する汎用性を持ち合わせていないものが多い。クラブの増収やブランド力向上のための特色あるイベントに設備条件が対応できていないのだ。さらに規制などにより矛盾と不都合だらけである。これではクラブを一言で表現できる営業戦略など立てられるわけもなく、何も感動のない横並びの顧客サービスになってしまっているのが現状である。リーグから集客増加の厳命が下っても、クラブが地域に即した独自性のある動員策を顧客に提示できなければ解決できないで問題であろう。特に人口が少ない地域では営業ローラー作戦をいくら施しても限度がある。しかし、チケット完売のスタジアムを望むのであれば、アウェイサポーターの増加や広く新規顧客開拓を図るしかない。さらにそれによる経済効果を狙うためには、官民合同で地域の特徴を活かした観光・飲食などに拡がる世間に解り易い営業戦略とそのインフラの整備が重要になる。


シンポジウムには市民やサポーター約400人と多くの取材陣が詰め掛けていたが、スーツ姿の参加者が多く、まるで就職説明会のような趣きであった。冒頭、リーグ初代チェアマンを務められた日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長の「夢があるから強くなる」と題する基調講演で始まった。川淵氏はサッカー界屈指のストーリーテラーである。Jリーグ誕生や日韓ワールドカップ時の新スタジアム秘話などを正確な数字を上げて講演された。時には与太話やジョークを交えながら。その自在な流れに会場の全員が固唾を呑んで聴きいった。

ギラヴァンツ 新スタジアム
日本サッカー協会・川淵三郎名誉会長


さらに昨秋、自らも参加したJリーグスタジアムプロジェクト欧州視察の総集編「スタジアムの未来」というビデオ上映があった。内容は訪門したヨーロッパ・各スタジアムのいいとこ取り三昧の映像である。これが新スタジアムの全貌であるとシンポジウム参加者に多大な期待をされはしないかと、余計な心配をしてしまったぐらい素晴らしい設備と経営理念、具体的な顧客サービスの実態を網羅していた。ことの詳細はBS日テレ「百年旅行~Jリーグのある風景」2011年1月1日放送 #59「スタジアムはわが街のほこりJリーグ・欧州スタジアム視察の旅」の再放送を局へリクエストのうえ、是非ご覧になって頂きたい。(可能かどうかは未確認、悪しからず)百聞は一見に如かず。

http://www.bs4.jp/entame/hyakunen/story/59.html

Volkswagen Arena skybox 2 スタッド・ド・スイス ソーラーパネル
Volkswagen Arena Sky Box & Stade de Suisse's Solar Panel

Ibrox Stadium locker room Queen Ibrox Stadium 2
Ibrox Stadium Locker Room & The Blue Room



新スタジアムを中心として集客や収益に繋げるためにどんな魅力的な街創りを北九州市は行うのだろうか? 競技だけに限定されず、客目線に立った我々の胸をときめかしてくれるような街のシンボルになる新スタジアムの建設とその設計思想に興味深々である。

そこで提案であるが、付加価値をもたらす1例として、立地を鑑み小倉駅からスタジアムに向かうコンコースを利用した「 Giravanz Marché 」なるものは如何だろう。北九州市内にある人気飲食店の旨い物を定番として供すことは言うに及ばず、地元の特産物・伝統工芸品の販売や特設ステージにて地元アーティストによる音楽・舞踊・古典芸能のライブなどを試合開催日に行うのである。そして、楽しみながら辿り着いた先には眩いばかりの「海へ繋がる劇場」が迎えてくれる。身体と心の温度をKick off前に1度でも上げること、それが試合を数倍楽しめる誘因となることは間違いない。さらに芝の張替え時には大規模なコンサートを招致したい。欧州の某スタジアムでは張替え費用もコンサート主催者に負担させると聞いた。万事抜け目がない。

marche paris2 marche paris
Marché


また、シンポジウム参加者のどなたかが言われていたが、海からの来客を演出するスタジアムに横付けの遊覧船も他には真似のできない特色となり得るだろう。そして、試合日以外でも収益を生み出せるようにVIPラウンジを通常営業の「海の見えるレストラン」やクッキングスタジオとして活用するのである。

stadium harbor stadium harbor3
Port-Stadium
海の見えるレストラン sea view restaurant2 
Sea View Restaurant



北九州市は私の生誕地であること、さらにキャプテン・木村祐志選手は私が今暮らす街の出身であり、そこに住む少年たちの誇りでもあることなどから、とても他人事とは思えない。ギラヴァンツ北九州、いや誤解を恐れずあえて言わせて貰うなら 「 Kitakyushu United 」 ( KitaQ )の新スタジアム建設に夢をだぶらせる自分がいるのだ。

ギラヴァンツ北九州木村 祐志



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