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経験の行方



泡沫の夢であったのか、ACLの敗北を認めながらも眠れなかった。率直にここ一番のクラブ力の差でもあった。

勝敗の帰趨に関わらず、好ゲームを期待したがそうはならなかった。ACLのレギュレーションではクラブの新たな歴史を刻む姿と選手の無事を見守り、応援や忠誠を誓うことぐらいしか我々には出来ない。しかし、我々はそのために可能な限りの準備を尽くし、全力でクラブをサポートをする。だからこそ我々は選手やクラブに最善のプレーやブレないマネージメントを尽くすことを求めるのだ。


vs全北現代モータース(韓国) 大阪長居スタジアム ○ 4-3
vs全北現代モータース(韓国) Jeonju World Cup Stadium ● 1-6  得失点差で敗退。



このアウェイ戦ではいくつかの問題点が浮き彫りになった。

まず、全北の勝利への執念に対するメンタル面を含む戦術・戦略はどうだったのだろうか?流れを決めたのは立ち上がりの前半4分、キム・ボギョンに対する元日本代表の闘将キャプテン似のNO.4キム・サンシク選手のファールである。ボギョンの脛をスパイクの裏で削り、その挙句、足の甲を踏みつけた。レフリーはホームタウンディシジョン(Hometown Decision)や時間帯を考慮した結果なのか、イエローカードの提示だけで口頭での厳しい注意は行っていない。

これで足元への反則のジャッジ基準が決まったが、空中戦など他の危険なプレーへの抑止力となるべき見解はこの時点では未だ明確に両チームには理解されていなかった。全北のしたたかさはギリギリの基準を探るコンタクトにとって見れる。この試合の前提として、レフリーはホーム長居で標的にされたボギョンに対する全北の執拗な潰しとアンフェアーな反則の事実を把握していなかったのではないか。

これが伏線となり8分、NO.25チェ・チョルスン選手が行ったボギョンへの後味の悪いアフターファールの誘因となったのだ。あのプレーは偶然に起こり、敵対動作のアクションとして選択すべきものだったのだろうか?サッカーという競技を理解する者であれば、ボギョンの次プレーを狙ったほうがボール奪取の可能性が高く、地域的に見てもゴールチャンスが期待できるエリアでもあった。過去に World Cup ベスト4の輝かしい実績を持つ韓国を代表するクラブ選手のプレーとしては残念な判断であったと言えなくもない。チェ・チョルスン選手の頭突きによりボギョンは全治2ヶ月の顔面骨折と聞く。今季の再起はなるのだろうか?TV画面にはチームメイトの猛烈な抗議シーンは流れてはいなかった。

ACL2.jpg



次に、戦う前から判っているはずのピッチ状態とその対策はどうであったのか?それがどうプレーに影響したのか?現場確認ではないので軽率な発言は出来ないが、ピッチの荒れや芝の長さなど最高の絨毯のようなコンディションではないようなことをTV実況は言外に伝えていた。また、敗戦後の選手インタビューでもそのことに触れられていた。であれば、スタジアム基準や仕様には高い要求をするAFCが、試合成立条件となる大会のメインステージであるピッチコンディションの優先順位をどのような考えているのか甚だ疑問である。また、クラブの準備状態や現場での交渉なども気になってはいたのだが・・・

ところで、監督・選手インタビューのなかで「経験不足」「良い経験となった」と言ったふうに、経験という言葉が多く語られている。ACLでのクラブが得た経験は確実に未来の糧になるものであることは間違いない。しかし、この経験を検証し、継承していくものは一体誰なのだろうか?経験の行方はどこなのだろうか?現状では契約期間が限定されるフロント、監督、選手でないことは明白である。クラブは監督が誰であれ、クラブの目指すサッカー、目指す経営ヴィジョンの継続性を保ち、明確化しなければ経験の蓄積などできるわけがない。そこに到達して初めてCerezo というクラブの商品価値を世間に認知されるだろう。

ACL チャンピオンリーグトロフィー



ACLとはAFC(アジアサッカー連盟)の開催するアジアの年度クラブNO1を決定する大会である。AFCはアジアサッカー全体の統括団体で、FIFAに所属する6大陸連盟の1つだ。その任務はアジア地域におけるサッカーの統制、発展のための新たなルールの草案、グラスルーツやユースサッカーの振興、そして各種大会の開催などを担うと謳う。そして、世界人口の半分以上を擁し、地域エリアも最大であり、参加FA数もアフリカや欧州と遜色ないが、依然として未開発の大市場を抱えたままである。当然、その質と市場レベルは発展途上地域と呼ばざるを得ないのが現状である。AFCがサッカービジネスの利権や権力、政治力学を指向する団体ではなく、アジアサッカーの発展、振興や普及を真摯に取り組むのであれば、子供たちやサッカーに未だ興味を持たないひとたちへのメッセージとして、夢やスポーツエンターテインメントの楽しさを伝える努力を最優先すべきでる。それがオーガナイザーとして唯一為すべき事ではないだろうか。

AFC2.jpg AFC3.jpg


ならば、危険極まりないプレーや傷つけられる可能性のある行為は大会運営者の統括であるはずのAFCが断固として排除すべきでる。JFAも声を大にするリスペクト・プロジェクトは世界の流れであり、対戦相手を、レフリーを尊重できなくて何が世界一の大衆スポーツであろうか。各連盟が危険な行為に対し、明確で強い指針を掲げ、処罰対応を含め各FAに周知徹底させ、サッカーを愛するひとたちを増やす努力に邁進すべきである。サッカーは古代からそのルーツはあったといえ、現在のスタイルが確立されてたかだか150年弱のスポーツに過ぎない。人類と共に歩み続けるスポーツと言えるには人々の生活の糧として厳然とそびえ立つ文学・美術・音楽・建築・演劇などの芸術と比較しても人類史の新参者ぐらいの存在でしかないのだ。だからこそ、サッカーの成長と熟成が人類遺産として地球上に永久に存続できるようAFCのアクションに期待を込め、サッカーを愛し、愛しようとするひとたちへ向けて「豊かで幸福なフットボールライフ」をもたらしてほしいと痛切に願う。




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